秦野稲門会ウォーキングのご案内

ウォーキング同好会幹事 新藤 雅敏

 

例年に増して猛暑が続いた今年の夏ですが、ようやく秋の気配が感じられるようになってきました。稲門会の皆様にはお元気でお過しのことと存じます。

恒例のいなほ会との合同企画「東京下町名所散策・グルメ巡り」ウォーキングを今年も実施いたしますので、多数の皆様のご参加をお待ち申し上げます。

ご家族、友人、知人の皆様も大歓迎。さわやかな秋の一日、下町名所巡り、味巡りを皆で楽しみませんか。

 

1 実施日時  平成25年10月26日 (土) 9時 小田急線秦野駅改札口集合、帰り 17~18時頃

2 コース 秦野‥代々木上原‥(東京メトロ)水天宮前(ウォーキング開始)‥人形町界隈   散策‥甘酒横丁‥水天宮(仮宮)‥浜町‥清洲橋‥萬年橋‥深川芭蕉庵跡(芭蕉稲荷)‥清澄庭園‥江戸深川資料館又は東京都現代美術館‥(東京メトロ)清澄白河‥大手町‥新宿‥秦野

3 昼 食 昼食は人形町甘酒横丁、浜町界隈か清洲橋を渡ったあたりでとりたいと思います。人形町周辺は下町情緒溢れる老舗、清洲橋の近くには「深川めし」屋が多数並んでいます。

4 費 用 交通費、昼食代併せ5000円程度、交通費だけなら2000円程度(ロマンスカー代、土産代は除く)

5 歩 程 4~5K弱程度(歩くだけなら2時間~2時間半程度)、但し歩くのがいやな場合は地下鉄でも行けます。

6 注意事項

①ただ歩くだけなら2~3時間弱の行程ですが、いろいろ見物しながらのブラブラ歩きは意外と疲れるものです。商店街や庭園内などで適宜休憩しながらコースを巡りたいと思いますが、皆様のご意向、全体の状況次第では途中で切り上げたり、コースを変更することもあり得ます。尚、コースの一部だけ参加されても結構です。

②靴ははき慣れた歩きやすいものを。秋は天気が変りやすいので、冷え込んだときにも対応できる服装が良いと思います。(街の中ですから雨具などはコンビニでも買えます。持ち物は少ない方が歩くには楽です。)

③無理は絶対にしないで下さい。体調が悪くなったり疲れたときは都心の交通至便な場所ですから途中でどこからでも帰ることができます。(この場合は幹事に一言お知らせ下さい。)

7 解散・帰宅ルート等

コース最後の江戸深川資料館と現代美術館は内容が大きく異なりますし、両方に入館していると時間が遅くなってしまいます。したがって清澄庭園を出たところで、いったん解散とし、どちらかお好みの方に入るか、そのまま帰るか各自で好きに選んでいただくことにしたいと思います。

(清澄白河駅からは東京メトロ表参道経由代々木上原、又は大手町経由新宿、又はJR東京駅など各自それぞれ都合の良いルートを選んで秦野へお帰り下さい。他にも都営地下鉄森下乗換え新宿、両国からJR総武線経由新宿へ出るコースもあります。)

8 参加申込、問合わせ先、その他

①秦野稲門会ウォーキング同好会幹事:新藤雅敏

電話0463(88)3209

②同 いなほ会幹事:渡邉のぞみ

メールアドレス:nozonozo@jcom.home.ne.jp

③同 副幹事長:梶山誠

電話090(2434)4795

メールアドレス:mac.kajiyama@nifty.com

 

申込締切  10月15日(火)

尚、小雨決行としたいと思いますが、判断に迷う場合、中止の場合は、前日夜、参加申込者に電話でご連絡します。

 

[コースの詳細説明]

①水天宮

安産と水難除け、水商売にご利益があるとされ、特に安産、子授け祈願では全国的に有名、戌の日には日本全国はもとより、海外からも参拝客が押し寄せます。但し、現在社殿改修工事中で、平成25年3月より少し離れた浜町、明治座前に仮宮を設けて参拝客を受付けています。

②水天宮、人形町界隈

この辺りは江戸開府以来の下町の中心地だったところで、第二次大戦の戦災を免れた数少ない街です。このため昔ながらの趣ある商店街が残る貴重な地域です。(但し実際はかなり建て替えられていますが。)

・人形町‥江戸時代は市村座、中村座などの芝居小屋、浄瑠璃小屋が連なり、多くの人形師が住み、人形店を営んでいたため町名になりました。当初は俗称でしたが、関東大震災の区画整理後、正式名称になりました。

・谷崎潤一郎生誕地(日本橋人形町1-7-10)‥「細雪」「春琴抄」などで知られる文豪谷崎潤一郎はこの地で生まれました。跡地に夫人松子の揮毫による碑が建てられています。

・玄冶店跡(日本橋人形町3-8)‥歌舞伎「与話情浮名横櫛」で有名なお富さんの玄冶店跡もここにあります。但し、玄冶とはここに住んだ幕府の医官・岡本玄冶にもとづくものです。

・甘酒横丁‥人形町から明治座、水天宮仮宮に至る通り一帯、特に甘酒横丁と呼ばれる通りには江戸下町情緒溢れる老舗の菓子、漬物、小間物屋などが連なっています。ここ重盛、亀井堂の人形焼、柳屋の鯛焼は新聞などでもよく紹介されています。甘党の方はお土産に如何?

・明治座(日本橋浜町2-31-1)‥明治6(1873)年、喜昇座として創建、久松座、千歳座などと名を変え、明治26(1893)年から明治座の名で定着した歴史ある劇場です。歌舞伎、新派、新国劇などの公演が行われて来ましたが、2000年代に入るとテレビ局と提携して現代劇やミュージカル公演も行われるようになりました。銀座歌舞伎座、新橋演舞場、お堀端帝劇などと並ぶ東京を代表する劇場です。

③清洲橋

浜町から少し歩くと隅田川にかかるのが清洲橋。ドイツ、ケルンの大吊橋を手本にして昭和3(1928)年に完成、新東京百景の一つで、国の重要文化財にも指定されています。この辺りからの隅田川とスカイツリーの眺めは一見の価値があります。

④萬年橋

清洲橋を渡ると江東区で、ここで隅田川に流れ込む運河「小名木川」にかかるのが萬年橋。江戸時代は舟番所が置かれていました。富士山がきれいに見える場所として北斎の「富嶽三十六景」や広重の「名所江戸百景」などにも描かれました。現在の橋も昭和5(1930)年に架けられた、かなりの年代モノです。

⑤芭蕉稲荷、芭蕉庵跡

萬年橋のたもとにありますが、あまりにも小さいので知らない人は通り過ぎてしまいます。大正6年の津波の後、この地から芭蕉遺愛の石の蛙が出土し、ここに芭蕉稲荷が祀られることになりました。芭蕉庵の正確な位置は不明ですが、この付近にあったことは間違いないようです。ここから4~500m離れた採茶庵跡(江東区深川1-9付近)は門人の杉山杉風の別荘跡で、芭蕉はここから奥の細道の旅に出たとも言われています。近くに区立芭蕉記念館が建てられていますが、こちらは最近の付け足しですから念の為。

⑥清澄庭園

庭園史上、貴重な回遊式林泉水庭園。江戸の豪商紀伊國屋文左衛門の屋敷跡とも言われ、全国各地から収集した奇岩、珍石や広大な泉水池に大小の島、涼亭を配した眺めの美しさで、都内屈指の名園と言われています。東京都名勝1号に指定され、新東京百景の一つにも選ばれています。

開園(12/29~1/1以外)常時AM9:00~PM5:00 入園料150円(65歳以上70円)

⑦深川江戸資料館

江戸末期、天保年間の深川の町並を実物大で復元、深川の一日の暮しを音響と照明効果で演出しています。

開館:AM9:30~PM5:00 料金:大人400円

休館日:第2、4月曜(祝日の場合は翌日)

年末年始(但し設備点検、展示替えのための臨時休館あり)

⑧東京都現代美術館

現代美術振興を目的に平成7(1995)年開館した新しい美術館。約4000点の収蔵作品を活かして現代美術の流れを展望できる常設展示のほか、大規模な国際展、特色ある企画展示など現代美術に関する幅広い展覧会を開催しています。

開館:AM10:00~PM6:00

料金:常設展一般500円(65歳以上250円)、企画展は内容により1100~2000円等  休館日:月曜(祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替期間等

⑨その他

このあたりには老中松平定信、豪商紀伊國屋文左衛門、樺太探検の間宮林蔵の墓、八犬伝の滝沢馬琴、映画監督小津安二郎の誕生地、平賀源内電気実験の地、深川神明宮(深川総鎮守)、田河水泡のらくろ館など、他にも名所旧跡が数多く、また北乃湖部屋、高田川部屋、尾車部屋、大嶽部屋、錣山部屋など相撲部屋も多いところで好きな方は色々と楽しめます。